#Twitterでは伝えきれない!イルカのハニーや生き物たちのこと。


衝撃的なニュース
折しも鴨川シーワールドを訪れた数日後、こんなニュースに胸が締め付けられる思いがしました。
2018年1月末に突然閉館した"犬吠埼(いぬぼうさき)マリンパーク/千葉県銚子市 に未だ引き取り手の見つからないイルカやペンギンなどの生物が取り残されたまま、もう半年が経過しているという。

●犬吠埼マリンパークは再開希望

●鴨川シーワールドで引き取り予定だったが犬吠埼マリンパーク運営陣と連絡が取れず交渉決裂

●お金がないから移送できないのでは?

●犬吠埼マリンパークは某動物愛護団体の嫌がらせでつぶれたんだ!

●引き取り手はあるが犬吠埼マリンパーク側が応じない

●ハニーは病気なのでは?

●飼育員が動物かわいさに手放さないのでは?


Twitter上では様々な意見が述べられ、憶測が飛び交い、情報が錯乱し、真実が掴みきれないのが現状。

残されているのはイルカ一頭とペンギン46羽、約40種の魚たちなど。従来の展示スペースにそのまま飼育されているという。

元職員さんが給餌や必要であれば治療を行なっているとの事。

しかし、中にはハニーの外傷(日焼けによる火傷)や、プールの水質、ペンギンたちの暮らすスペースの衛生面などに心配の声も上がっている。

動物愛護団体はハガキでハニーや他の生き物の救済を求める「ハガキアクション」を呼びかけ、リツイートやコメントはかなりの数に達した。

銚子市にハガキを送る人。電話をする人。
犬吠埼マリンパークにハガキを送る人。
鴨川シーワールドや他の水族館に助けを求める人。
JAZA(日本動物園水族館協会)に回答を求める人。
某団体を警戒し、裏を読もうとする人。
「かわいそう」と嘆く人。
犬吠埼マリンパークの思い出や環境を語る人。
経営陣を罵る人。
誤った情報を正そうとする人。

そのほとんどのツイートを埋め尽くしていたのは、悲しみや怒り、不満や嘆きなどだった。



わたしにできることは?

読めば読むほど「取り残された動物たちのために…」を考えた私は、一連のツイートをリプライまで読み漁り、なんとか情報を集めようとした。

必要であるなら銚子市に問い合わせのメールもしくは電話を…とも考えた、でもできなかった。

結局、情報収集をすればするほど、誰も手も足も出せない状況である事がわかったからだった。

私にできたのは、個人的な感想やニュースで取り上げられた進展状況についてツイートする事だけだった。


ただ一つだけ。

「ハガキなんて呑気な事やってる場合じゃない!」

とだけは本当に強く思ったので主張させて頂いた。


某団体絡みの呼びかけであった事や、あまりに多くの反響があった様子から、安易にその流れに乗ってしまってはいけないと感じたからだ。  


件の犬吠埼マリンパーク自体、
地元住民や観光客らから親しまれていた水族館であったにも関わらず、震災の影響で客足が遠のくなどして経営困難におちいり惜しまれながらの閉館だったとのこと。
記事にもあるように「もっと行っておけば良かった」「応援すればよかった」という言葉をTwitterでも多く見かけた。

Instagramでも、現在ではハニーを心配する声や某団体の呼びかけ投稿が目につく物の、過去の投稿を辿れば「この古い感じが良い」「イルカが間近に見られる!」などの好意的な投稿だって沢山ある。

閉館時に同館での思い出を投稿するユーザーも沢山いたようだ。

経営陣がどうだったか、いまどう思っているのかはわからないが、少なくとも長年動物たちに携わって来た飼育員や職員が、この状況に納得しているとは考えにくい。

※いち水族館好きな個人の見解です

そこに思いを馳せると、ますます自分にできる事はないと思い知らされた。


犬吠埼マリンパークは民間経営のため、銚子市としても問題は把握できても立ち入る事は出来ないそうだ。

当初受け入れ予定であった鴨川シーワールドも、受け入れ体制ではあるものの、犬吠埼マリンパーク側と連絡が取れないのでどうにもできないとネットニュースでは伝えられており、JAZAも「要請があれば協力する構えである」と公式に発表しているが、それでもやはり手出しは出来ないのが現状らしい。
 

動物たちの引き取りと飼育に名乗りを上げた静岡県の「淡島ホテル」でも、隣接する水族館「あわしまマリンパーク」と協力体制のもと受け入れ態勢であることを公式に表明しているが、肝心の犬吠埼マリンパーク側と連絡がつかず今のところ進展はなさそうだ。
(現在「淡島ホテル」のオフィシャルサイトが繋がりにくいようなので8/28現在撮影したスクリーンショットを掲載しております)

これら公式発表についても賛否両論目にするものの、SNS上に流れてくる情報を感情のまま鵜呑みにし、裏に隠された真実や悪意、あるいは意図的な情報操作の可能性を問わず拡散し、無関係もしくは関係はあっても同じく手も足も出せない状態の「だれか」の心情や事情を無視した行動は、果たして本当に、取り残された動物たちのためになるのか?

引き取られていくことが、動物たちにとって本当に幸せと言い切れるのか。

いつのまにか「正義の声を上げること」に目的がすり替わっているような気さえしてくる。


多くに知っていただく事は確かに大切だが、ただなんでも拡散すればそれでいい、と言うわけでもない。

そこにいる人や、関係者を責める事はなんの解決にも繋がらないだろう。



どれが本当の情報なのか。
どうすれば事態は動くのか。

例え引き取り手が決まっても、移送時にかかるストレスその他で、動物に負担がかかるのではないか?

どれを取ってもまだまだ不透明で、答えを出せる物ではない。


とにかく私は、取り残された動物たちにとって1番善い形での解決になる事を、今日も見守り、祈るばかり。

己の無知さと無力さだけを痛感しています。



どれだけ冷静な目で見守ろうと決めても、
動物たちの件がニュースで放送される度に胸が痛みます。

毎日毎晩気になって落ち着かない状態です。

その件に関してツイートもしますが、今はできるだけ控えるように心がけています。



個人的には、真相が明らかにならない限り誰を責める事もできないと考えており、怒りを感じる事はありません。



最後に毒を吐きますが、これ幸いにと同情を煽りヘイトスピーチを繰り返すごく一部の悪意ある方々には心から辟易しています。

水族館や私のような水族館ファンをぶっ叩いても、ハニーや動物たちが幸せになれるわけではありません。

矛先を履き違えず、きちんとあなた方の真の目的を果たすことに専念してください。

あなた方にしか出来ない事もあるかも知れないのですから。

いるかとことぐらふ。

とにかく京都といるかのこと。写真。 だからこと(古都)ぐらふ。 全国のいるかに逢うために水族館めぐり。

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